解体

「解体」とはマンション・ビル・橋などの建築物から型枠、足場等の解体を行う職方で、工事を始める際に最も最初に入ってくる職種で、構造物により解体の方法は異なります。木造などでは人の手で直接解体する「手壊し工法」。重機などを使用し解体する「重機併用(手壊し)工法」などがあります。また、そういった解体工事で出た産業廃棄物は「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」により、分別が求められるため選別作業が必要で、処理するには「産業廃棄物処理業」の許可状が必要になります。また、解体と言っても工事だけではなく、車両の解体、パソコンへ入力、部品販売、輸出などがあります。車両の解体にも大別して2種類あり、部品を再利用や輸出する場合はガス溶断機や工具を使って解体を行い、そうでない場合はニブラーと呼ばれる大型車両を用いてもぎって分別します。
仕事は無資格・未経験からはじめられます。一般的には、入職後に実務経験を積みながら、必要に応じて現場施工主任者などの関連資格を取得する場合が多いようです。近年では、女性も就職する企業が多く見受けられます。