防水工

防水工の仕事内容

建築物やダムやトンネル、橋などの建造物の防水工事を行う職方のこと。
水漏れや、それに伴う老朽化補修などの実務を行います。特別な資格などは必要ありませんが、国家資格の防水施工技能士を取得ていることで求人応募の際に有利になったり、仕事の依頼が増えたりする可能性があります。また、必須ではありませんが危険物取扱者、有機溶剤作業責任者資格など所有もおすすめです。
一人前になるには、防水工事業者に就職し、様々な目的の防水工事法や取扱う材質なども異なってくるため、現場経験が必須になります。
建築物における防水とは、降雨水や生活用水などを遮断し、漏水を防ぐことを目的としています。建物外部の水が室内に侵入するには、「水が存在すること」「水が通過する隙間があること」「水を移動させる力が働くこと」の3つの条件があり、いずれか1つを除くことにより、水の侵入を防ぐことが出来ます。防水工事ではこのうち隙間・移動力を防ぐ工事を行います。形状により大きく分けて、面状のメンブレン防水と線状のシーリング防水とに分類されます。