京都の通り名

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京都の通り名

京都の通り名

京都市の中心部の通りは、南北と東西に直交する「碁盤の目」と言われる街路を特徴とし、主要な通りに限らずほとんどの通りが固有の名称を持ち、場所を表すためにも用いられています。
京都に住んでいる方でも通名を覚えるのは大変です。
ましてや転職や転勤等で他府県から京都に来られる方にとっては通りの名前がありすぎて分からないという方も大勢おられると思います。
京都には昔から通りの名前を覚える「わらべ歌」というものがございますので是非覚えて活用してください。

通り名一覧

◎碁盤の目(ごばんのめ)

上記の図を見ればわかるように、
道が碁盤のように何本も直角交差しています。
これが京都の通りが「碁盤の目(ごばんのめ)」と言われる由縁です。

〈東西〉
まる:丸太町通り
たけ:竹屋町通り
えびす:夷川通り
に:二条通り
おし:押小路通り
おいけ:御池通り
あね:姉小路通り
さん:三条通り
ろっかく:六角通り
たこ:蛸薬師通り
にしき:錦小路通り
し:四条通り
あや:綾小路通り
ぶっ:仏光寺通り
たか:高辻通り
まつ:松原通り
まん:万寿寺通り
ごじょう:五条通り
せきだ:雪駄屋町通り
ちゃらちゃら:鍵屋町通り
うおのたな:魚の棚通り
ろくじょう:六条通り
しちじょう:七条通り
はち:八条通り
くじょう:九条通り
〈南北〉
てら:寺町通り
ごこ:御幸町通り
ふや:麩屋町通り
とみ:富小路通り
やなぎ:柳馬場通り
さかい:堺町通り
たか:高倉通り
あい:間之町通り
ひがし:東洞院通り
くるまやちょう:車屋町通り
からす:烏丸通り
りょうがえ:両替町通り
むろ:室町通り
ころも:衣棚通り
しんまち:新町通り
かまんざ:釜座通り
にし:西洞院通り
おがわ:小川通り
あぶら:油小路通り
さめない:醒ヶ井通り
ほりかわ:堀川通り
よしや:葭屋町通り
いの:猪熊通り
くろ:黒門通り
おおみや:大宮通り
まつ:松屋町通り
ひぐらし:日暮通り
ちえこういん:智恵光院通り
じょうふく:浄福寺通り
せんぼん:千本通り

◎京都の通りの数え歌

上から順番に読むと京都の通りの数え歌になります。
昔の人は、通りの名前を覚えるために、この歌を歌っていました。
鞠つきをしながら歌う、手鞠歌としても有名です。

わらべ歌
東西の通り歌(丸竹夷)
南北の通り歌(寺御幸)
もうひとつの東西の通り歌(丸田町通り~松原通り)

京都の住所について

京都市内の住所記載は独特のものがあり、通常住所は「町名と番地」に対して京都市内の住所においては、通名で位置する場所を示す場合がとても多いのも京都だけの特有です。

この住所の記載も京都に来たばっかりの方にとってはとても分かりにくいかと思います。

例えば求人ドットコムの京都事務所の住所は町名と番地で言うと「京都市下京区坂東屋町283」ですが、通名で住所を言うと「京都市下京区室町通五条上ル」となります。

郵便物を出すときはどちらが正しいのでしょう…

正解はどちらでも問題なく郵便物は届きます!!

ちなみに詳しく説明すると…
南北の通りに面した場所南北の△△通に面し、東西の○○通から北に進んだところにある場所は「△△通○○上る」になり、○○通から南に進んだところにある場所は「△△通○○下る」となります。
「上る」「下る」はそれぞれ「あがる」「さがる」と読みます。
東西の通りに面した場所東西の□□通に面し、南北の××通から東に進んだところにある場所は「□□通××東入」になり、××通から西に進んだところにある場所は「□□通××西入」となります。
「東入」「西入」はそれぞれ「ひがしいる」「にしいる」と読みます。

京都に来た観光客が京都人に道を訪ねた時に
「あそこの道を東に入ってその道を上る」
と言われてちんぷんかんぷんという話はよく聞きますね。

京都独特の通名、知れば知るほど奥が深いですね。