色と心理!勝負は…赤?
ちょっとした恋愛話、面白かった映画や本、来店客観察から見えてくる人情模様etc…
第25回目のテーマは、「色と心理!勝負は…赤?」。
身の回りに溢れる色…服装や日常生活に意識的に取り入れると、
良い心理効果をもたらすことも。色を味方につけてみませんか?
――― いらっしゃいませ『お客様』。こちらの席へどうぞ。今週オススメの話題はこちらです。
「色」=「情報」
夏の日差しは色をより輝かしく美しいものにするなあ…と木々や空、街を見て感じながらも、暑さに負けて早々にエアコンの風に当たりに行く…Qです。
「色」については服装などで相談を受けることが多いのですが…「色」は身近で、かつ心理作用をもたらす力を持っています。
と申しますのも、私たちの脳の中には記憶や学習、経験を通して色についての「イメージ」がインプットされています。それも、成長過程で後天的に身につけるものの下敷きに、遺伝子…歴史的・経験的なイメージがあります。つまり、色を見た時の感覚は文化的にも生物的にも、人間にとって普遍性があるのです。
小難しい事を言いましたが…私たちは色を見た時の印象付けが無意識のうちに明確で、つまり「情報として色を見ている」という事です。ということは、なりたい心理状態や相手にもたらせたい印象に合わせて身近に置く色を変えれば…それらはある程度はコントロールが出来てしまう、と言う事です。
勝負は赤?モテる女は白×ピンク?
「イマイチ気分が上がらない…」「これから気合を入れたい!!」といった気分の時は、やはり「赤」がオススメ。血液や肉といった、本能的に「生命力」を感じる色…インテリアを赤くするだけで、体感温度が3℃上がるとも言われています。
一方で、視覚誘導に使われることも多いほど、目立ち認識しやすい色ですし、攻撃的な印象を与えやすい側面もあります。もし赤のエネルギーを借りたい時は、ファッションや小物類でワンポイント取り入れるだけでもOKです。
「異性にモテたい…」「合コンの時に何を着れば…」女性の場合、鉄板なのは清純さを感じる「白」と女性らしさを感じる「ピンク」の組み合わせ。男性の場合は知性と清潔さを感じる「水色・青」や洗練された「白×黒」。もちろん本人に似合う・似合わないが重要ですが、悲しいかな色の持つ力は先程も申し上げた通り、強靭です…ぜひ味方につけていただきたいものです。
あまり俗っぽい話ばかりではなんですので…「叶えたい夢がある」「的確な判断を下したい」そんな時には、ぜひ「黄色」を。左脳を刺激する色ですので、知性に磨きがかかります。また、乗り越えなければならない障害が目の前にある時は…「黄色×黒」などコントラストが強い組み合わせをオススメします。適度な緊張感と刺激を持って、あなたの力になってくれる組み合わせです。
色へこだわりは、良い気分転換にも
コラムを書きながら、そういえば某球団のイメージカラーが「黄色×黒」だったなあ…などと思い出していたのは、ここだけのお話…。
色を上手く生活の中に取り入れるだけで、感受性が豊かになったり、気分転換になったりします。日常であるにも関わらず、非日常の気分を体感できるのも…色の持つ特性の一つでしょう。そう…近く、「香り」にまつわるお話もしたいですね。
日々を心地よく快適に過ごすために…少しだけ「色」の事、気にしてみても良いかもしれません。
――― お帰りですか?お代金は結構ですよ。来週、またのお越しをお待ちしていますね。