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季節の移ろい・健康対策

昼間はカフェ、夜はバーを営む『Q』があなたに束の間の休息を提供します。
ちょっとした恋愛話、面白かった映画や本、来店客観察から見えてくる人情模様etc…
第31回目のテーマは、「季節の移ろい・健康対策」。
夏から秋にかけて、体調を崩しがち…そんなあなた必見ですよ。
Qのちょっと一息つきませんか?vol.31季節の移ろい・健康対策

――― いらっしゃいませ『お客様』。こちらの席へどうぞ。今週オススメの話題はこちらです。

夏から秋へ…なぜ不調になるの?

夏のような暑さは名残を惜しむかのように、それに反して太陽は規則正しく顔を出す時間を縮めていきますね…残暑厳しい秋の入口、お変わりございませんか?

お客様の中にも「季節の変り目は体調が良くない」「決まって体調を崩してしまう」…そんな方が多くいらっしゃいます。かく言う私もその一人…お客様から不調の報せを聞く度に、胸中お察しします、と返すこの頃です。

季節の変り目に体調を崩す原因の中で、特に夏から秋にかけての不調には、
・自律神経の乱れ
・骨盤のゆがみ
が影響するとされています。

本日はこの原因と、簡単に出来る対処法についてご紹介します。

「自律神経の乱れ」という言葉を聞いたことのある方は、少なからずいらっしゃるはず。
人が活動的な時に働いているのが「交感神経」、休息・リラックスしている時に働いているのが「副交感神経」。
この相対する2つの神経が行動に伴い正常に作用していると、「自律神経は整っている」状態です。

季節の移ろう中で、日照時間に伴い、この神経の優位状態も変わっていきます。
春・夏など日照時間の長いうちは、交感神経が活発に。秋・冬など日照時間が短いと、脳は副交感神経の働きを活発にさせようとします。
季節の変り目で体調を崩してしまう原因の一つ…「自律神経の乱れ」は、つまり動的な「交感神経」と静的な「副交感神経」のバランスが崩れることにより起こっているのです。

「骨盤のゆがみ」についても、自律神経との関係が。
春から夏にかけて、気温の上昇とともに骨盤は開き、秋から冬にかけて骨盤は閉じていきます。
骨盤が閉じることそれ自体は「集中力の高まり」他健康・精神的にも良いとされているのですが…問題はここから。

先程お話した「自律神経」と骨盤は、連動しているとされています。左が交感神経、右が副交感神経です。骨盤は「開閉」「上下」「前後」といった運動を行いますが、もちろんその動き方も左右で異なりますし、骨盤が歪んでいると、自律神経にも支障が。

季節の変り目、緩んで歪んでしまった状態の骨盤が、上手く閉じられないでいる事も…そうなると、自律神経の乱れ→身体の不調につながってしまいます。

ポイントは「深い呼吸」

お察しの良い方は既にお気づきのことと思います…そう、不調を改善するには「自律神経」を整えて「骨盤の歪み」をなるべく整えてあげることが近道。

毎日出来る対処法を、いくつか…

1.目線を5cm上に上げてみましょう。
→こちら、たいへん地味ですが…実は意外と効きます。というのも、自律神経が乱れていたり、身体が緊張状態にある時、人は姿勢が悪いです。目線を5cm上げるだけで、頭の重心が変わるので姿勢も良くなり…次のステップです。

2.呼吸を深く。
→身体が不調な時、実は呼吸が浅くなりがち。呼吸が浅くなると、筋肉や脳等体の細胞に酸素が行き渡らず、血液循環も悪くなり機能が衰えてしまいます。また、交感神経が優位になるばかりで副交感神経が働かなくなる…など悪循環。意識的に長く「吸って・吐いて」を繰り返すだけで、随分と違いますよ。

3.入浴時、湯船に浸かる。
→体を温め、血流を良くし、リラックスする…シャワー派の方で不調に心あたりがある時は、一度習慣づけてみてください。

4.テレビでも見ながら、骨盤体操。
→整体に行くのもオススメですが…「何かしながら」出来る体操は、無理なく長く続けられるもの。私は体側を伸ばした後に、身体をひねるだけ…のストレッチを続けています。

季節の移ろいを愛でる事の出来る自分に

女性の場合は性周期があったり、お勤めの方はストレスや過労などで、季節を問わず自律神経が乱れている・骨盤が歪んでいる…などで不調にもなりがち。全てを季節のせいには出来ないにせよ、季節の変り目に自身の身体の変化には気付けるゆとりを持ちたいもの…

「季節の変り目は体調が良くない」「決まって体調を崩してしまう」…その気付きは既に回復へのスタートライン、後は行動のみです!
味わい深い秋を、心でも身体でも楽しみましょう。

――― お帰りですか?お代金は結構ですよ。来週、またのお越しをお待ちしていますね。