
――― いらっしゃいませ『お客様』。こちらの席へどうぞ。今週オススメの話題はこちらです。
人との関わりが増える時期、お悩みを抱えて来店されるお客様もいらっしゃいます。
男性の方でした、家庭をお持ちで気遣いのできる紳士的なお客様で、その日はいささかしょんぼりとしたご様子でした。
「今日、久しぶりに仕事で声を荒げて」…どうやら今年から新入社員を指導する立場になられたようで、仕事中新入社員を泣かせてしまったとのこと。『言葉が強すぎたのではないか』『明日から来なくなったらどうしよう』…と落ち込まれていました。
「考えすぎですよ、意外と明日になったらケロっとした顔で出社されるかもしれませんよ?」
「いや、でも…もっと他に言い方があったかもしれないし…」
ふう…とても心優しいお客様でいらっしゃいます。考えすぎてしまう方の多くは、周囲への気遣いを日々忘れませんが、「そうしなければならない」とどこか強迫観念的にそう「思い込んでいます」。
「なかなかリラックス・自然体になれない」という方も、案外考えすぎる傾向をお持ちかもしれません。
自己評価が低く、自分に自身がないので、他人からの評価で自己価値を確認する。
↓
八方美人になりがち
↓
相手のリアクションが悪いと不安になる
↓
不安に支配されてそれしか考えられない(自分の存在価値が危ないから)
↓
ストレスが貯まる。
考え過ぎる方は、この悪循環にはまっている方が多いですね。
本人の意識が変わらないかぎり、実行に移すことは難しいかもしれないのですが…
思い当たる方は参考にされてみてください。
1.その問題が発生して自身の立場が脅かされる期間を具体化する
その問題が1週間なのか、1カ月なのか、3年以上なのか…不安の要因が、自分にどれだけの期間影響があるのか冷静になってみましょう。これだけで、随分楽になれる時もあります。
2.相手の言葉の裏を読まない
と、言っても読みたくなるのが考え過ぎる方の性なのですが…。とはいえ、発言した相手は意外と言葉そのままを発言しているかもしれませんよ。気になるときは行動に移しても良いかもしれませんが、無茶は禁物です。
3.気遣いをいつもの7割にしてみる
常に相手を思いやる気持ちは大事ですが、相手の中に自分の存在価値を見出しても、リアクション一つで傷つくのはあなた。ご自身の主張をしっかりと持つことが鍵です。
そう、ちなみに先ほどの男性のお客様は、
「変わらずこれまで通りに、心優しく接してあげてください」
とお声をかけた事と、お酒で少し気持ちがほぐれたようで笑顔で帰って行かれました。
似たことでお悩みの方、頭の中で起こっている不安に気持ちまで支配されませんように…。
――― お帰りですか?お代金は結構ですよ。来週、またのお越しをお待ちしていますね。
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