
――― いらっしゃいませ『お客様』。こちらの席へどうぞ。今週オススメの話題はこちらです。
さて、毎週お送りしているこちらのコラム…職業柄「人間観察」を中心にお話することが多いのですが、本日は志向を変えて映画のご紹介。私Qのささやかな趣味の一つが「映画鑑賞」なのですが、独断と偏見で皆様にオススメさせていただこうかと思います。
(専らミニシアター映画やDVDでの鑑賞が好みなので、ご了承くださいませ…)
・『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』
2011年 / 監督:マルジャン・サトラピ、ヴィンシュルス / フランス映画
イラン出身のマルジャン・サトラピ原作のコミック『鶏のプラム煮』が元になった映画。
天才バイオリニストであるナセル・アリは、ある日妻に命より大切なバイオリンを壊されてしまい、死を決意する…
彼の人生最期の8日間を、シュールでファンタジーな世界観で描きます。
人間の錯綜・葛藤するイメージがコミカルに描かれた切ないドラマです。
・『エンディングノート』
2011年 / 監督:砂田 麻美 / 日本映画
監督がご自身のお父様が亡くなられるまでを追って撮影したドキュメンタリー。
定年退職後、ステージ4のガンを宣告された父・砂田知昭。営業マンとして家族を支えた彼は、残された闘病生活を通して、家族に自身の死後の処理説明を記した「エンディングノート」を作成する…
テーマは重いですが、素直さと温かみのある軽快な描写が魅力です。
作中に登場するご家族、誰に自身を重ねるかで楽しみ方も変わってきます。
・『アーティスト』
2011年 / 監督:ミシェル・アザナヴィシウス / フランス映画
1927年~1932年のハリウッドを舞台にした映画。
サイレント映画からトーキーへ移行していく、変化の時代に飲まれてしまう俳優・女優の物語。
全編白黒で描かれる美しい映像と、ストーリーや登場人物たちの心情になぞらえた音楽、躍進と衰退に翻弄される人間模様に引きこまれます。
悲しさと楽しさ、人情と恋愛、映像と音楽、トータルで楽しめるエンターテイメントです。
全て2011年なのは…はからずも偶然でございます。
GWも半ばですが、まとまったお休みがとれた方もそうでない方も、ゆっくりした時にこそ楽しめる
「映画鑑賞」…新しい世界観と出会えたり、心震わされたり、画面の美しさに魅入ったり、音楽に聞き入ったり…様々な楽しみ方で、より充実した時間をお過ごしくださいませ。
――― お帰りですか?お代金は結構ですよ。来週、またのお越しをお待ちしていますね。
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